“五臓と未病”研究会

健康コラム

春の養生法

春は…植物を見ればわかるように…伸びやかに成長・発育・上昇することに適した
季節で、東洋医学では自然界の春の性質を生体内で具現する臓器が「肝」
(…肝臓・胆のう・目・筋肉・自律神経系・内分泌系を含む)だと考えています。
肝には、他の臓器の働きをスムーズにしたり、全身の血液やエネルギーの流れを
よくして活動カや抵抗力の源となったり、ストレスヘの対応力やホルモン分泌を
調節したりする、体内の『コントロールタワー』としての働きがあるのです。
したがって肝の感受性の高くなる今の時季に無理をしますと、肝や他の臓器・自律
神経・内分泌が乱れ、アレルギー、肝臓・胆のう・膵臓・胃腸の不調、倦怠感、不安感、
不眠、イライラ、動悸、目の疲れ、めまい、血圧異常、頭痛、肩こり、筋肉痛、痺れ、生理不順、
自律神経失調等の様々な歪みを体にもたらしてしまいます。


こんなことに気をつけましょう


①香味野菜・緑黄色野菜・海草・酸味のある食品、カルシウムを積極的に摂り、肝の
 働きをスムーズにしましょう。
 また、アルコールや刺激物はほどほどにしましょう。

②一日の中で、深呼吸・散歩・体操など気分転換&リラックス(副交感神経優位に)する
 時間を作りましょう。

③生活リズムの乱れや過労、睡眠不足は回復力を低下させます。
 朝は朝日を浴びる時間に起床し、体の回復時間帯である夜間はしっかり休みましょう。

④朝は熱めのお風呂にさっと、夜はぬるめのお風呂にゆっくり入りましょう。
 また、温冷浴や温冷シャワー(冷たい水と熱いお湯を交互に浴びる)は自律神経の
 鍛錬に役立ちます。

⑤肝を補う食べ物を適度に摂るようにしましょう。
 リンゴ ブドウ 梅 スモモ レモン
 ※特に暑がりの方には … ミカン ナシ セロリ パセリ ゆず
 ※特に寒がりの方には … モモ キンカン ライチ らっきょう 酢