“五臓と未病”研究会

健康コラム

身近な薬草~ショウガ


 お寿司にショウガはつきものですね。これは口直しや食欲増進のためだけではなく、実はショウガの抗菌作用を利用して、生魚の毒を消し、食中毒を防止するためのものなのです。ショウガの起源は古く、インド原産とされ、中国でも『史記』や『礼記』に記載があるほど古くから用いられています。
 一般的には食品…香辛料、香味野菜として用いられますが、漢方では「体を温め」「胃腸の働きを調整し」「水分代謝を活発にする」薬草として多くの漢方処方の中に配合されています。
 生のショウガに対し、蒸して乾燥させたものを乾姜(かんきょう)と呼び、温める働きが増強されるため、冷え症や、冷えからくる頭痛・咳・胃痛・下痢・生理痛・神経痛に効果があります。
 またショウガに蜂蜜や黒糖・葛粉等を加えたショウガ湯は、身体が温まるとても美味しい食品です。冬の疲れや冷えにはお薦めですし、漢方薬を溶かして服用する時にも重宝するすぐれものです。