“五臓と未病”研究会

健康コラム

身近な薬草~ヤマノイモ


 麦とろご飯やお好み焼きがまず頭に浮かぶヤマノイモは、自然薯(じねんじょ)とも呼ばれ、その滋養効果の高さから山鰻(やまうなぎ)とも称されます。
 正月にヤマノイモを食べる地方が多いようですが、これは1年間の無病息災を願うためだといわれています。
 ヤマノイモには消化促進や活性酸素除去の酵素が豊富に含まれているので、胃腸の弱い人には最適で、滋養強壮以外に、脾・肺・腎の弱り…①胃腸虚弱・下痢②喘息・咳・息切れ ③腎虚症状を含む内臓疲労・頻尿などの症状に効果があります。
 漢方では乾燥させた粉末を山薬(さんやく)と呼び、山でできる薬の代表として別格に扱ってきました。
 漢方処方でも六味丸・八味丸などの腎気丸類や参苓白朮散といった脾・肺・腎の体質改善薬には欠かせない構成生薬となっています。