“五臓と未病”研究会

健康コラム

身近な薬草~ラッキョウ


 ラッキョウはユリ科の根菜で、白色の鱗茎を使用します。食用としては甘酢漬が代表的で、シャキシャキとした食感と味はカレーの薬味としてよく合います。近年では血栓予防や食欲増進、疲労回復効果が知られてきましたが、実は昔から立派な漢方生薬です。
 漢方では乾燥したものを薤白(がいはく)と呼び、体を温め、気を巡らせ、痛みを取る働きがあるため、腹痛・悪心・下痢などに用いられます。特に寒い季節に胸部や背中に痛みを感じる「胸痺(狭心症や心筋梗塞などの心臓病)」には欠かせない薬草です。
 冬場あるいは冷える環境下で心臓や血管への負担が心配な方は、少しずつでも食べるよう心がけましょう。