“五臓と未病”研究会

健康コラム

身近な薬草~ウド


 大きくなりすぎると食用にも木材にも適さなくなることから、図体ばかり大きく役に立たないものを「ウドの大木」といいますが、実際にはウドは食用としては春の香り高い山菜であるだけでなく、薬用としても欠かすことのできない薬草のひとつです。
ウドはウコギ科の多年草で、日本全国に自生しています。漢方では根の部分を独活(どっかつ)といい、発汗・鎮痛・消腫・利水などの働きにより、腰痛・関節痛・神経痛・リウマチなどの重要処方である「独活寄生湯(どっかつきせいとう)」や、化膿性皮膚疾患に用いる「荊防敗毒散(けいぼうはいどくさん)」「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」などに配合されている、きわめて有用な薬草といえます。
 栽培品のシロウドもありますが、香りや薬効は山に自生しているヤマウドの方が優れています。ウドの大木ではないウドの実力をご紹介しました。