“五臓と未病”研究会

健康コラム

身近な薬草~ウコン


 最近では二日酔い予防のドリンク剤で有名なウコンですが、ウコンの仲間には代表的なものとして
 ①ウコン(秋ウコン)
 ②キョウオウ(春ウコン)
 ③ガジュツ(紫ウコン)
があります。
 いずれもショウガ科の薬草で、気血の巡りを良くし、胃腸や肝臓の働きを助ける働きがあるのですが、①には身体を冷やす寒の性質が、逆に②③には身体を温める温の性質があります。
 また①は黄色色素クルクミン(胆汁分泌促進や健胃の働きがある)の含量が多く、沢庵の色づけやカレーの香辛料(ターメリック)、衣服の染料などにも利用される、とても身近な薬草です。

【注意1】
 ウコン、服用する人間それぞれの側に「寒」「熱」の違いがあるので、間違えると体調が悪化することも考えられます。ちなみに某ドリンク剤は「寒…冷やす」働きがあるので、服用する側は「熱…暑がり、胃に熱がある」ことが大切です。

【注意2】
 秋ウコンは鉄分含量が多いため、肝機能障害(肝炎や肝硬変)で瀉血や鉄分摂取制限などが必要な場合は、かえって肝機能を悪化させるおそれがあります。鉄分の少ないウコン製剤や、田七など鉄分の影響のない他の生薬製剤を選びましょう。