“五臓と未病”研究会

健康コラム

身近な薬草~ウメ

 梅はバラ科の植物で、遣唐使によって中国から伝来したものとされていますが、梅の花や梅干しは日本には欠かせないものです。中国では紀元前から酸味料として用いられており、塩とともに最古の調味料だとされています。 
 梅果実の塩漬けである梅干しはクエン酸などの有機酸が豊富で抗菌・整腸・疲労回復作用があり、下痢や食あたりをはじめ胃腸病全般に有効なため、江戸時代からすでに旅行に欠かせない携帯食品でした。 
 漢方では未成熟果実を燻蒸させたものを烏梅(ウバイ)といい、收斂固渋…出過ぎるものを収める働きがあるため、下痢・嘔吐・咳・腹痛・消化不良・寝汗・口渇・出血などに用いられます。 
 ところで神戸市東灘区にある岡本梅林は古来「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、くり丹波」と唄われていた名所なのだそうです。