“五臓と未病”研究会

健康コラム

身近な薬草~ドクダミ

 昔からドクダミ、センブリ、ゲンノショウコの3つは日本の代表的な民間薬だといえるでしょう。
 ドクダミの名は、その臭さから“毒を溜めている”ことに由来するという説がありますが、強い臭気は殺菌効果のある精油成分で、毒ではありません。
 薬草としての名はジュウヤクですが、中国では魚腥草(生臭い魚の草)とこれまた強烈な名前です。とはいえ乾燥したり、ゆでたり炒めると臭いがなくなるため、中国では日常的な野菜の扱いで、畑で栽培され、八百屋で販売されています。
 清熱解毒と利尿通便の働きがあるので、日本ではドクダミ茶などの形で、民間薬としてニキビや吹き出物・化膿性湿疹・便秘症などによく使われます。高血圧や動脈硬化の予防効果もあるとされていますが、あくまでも民間薬なので頼りすぎは禁物です。冷やす働きがあるので、お腹が冷えやすい人は注意しましょう。
 おばあちゃんの知恵として、湿疹や切り傷・蓄膿症などに生葉を揉んで皮膚・粘膜に貼り付けるという使い方もあります。…貝原益軒は十種の病に効くから“十薬”となのだと書き記しています。
 ちなみにタイ料理で使われるパクチ、コリアンダーの葉にも同じ臭い、同じ成分があります。