“五臓と未病”研究会

健康コラム

身近な薬草~麦芽

 麦芽はイネ科の穀物である大麦の発芽種子を乾燥させたもので、主にとしてビール・ウイスキー・水飴などの原料となっています。
 漢方では、脾胃(消化器系)に働いて、米や麺・芋類などのデンプン質の消化を助ける「開胃消食」の良薬です。また乳汁の分泌を抑制する働きがあり、昔から乳腺炎軽減や断乳を目的に使われます。乳汁分泌はプロラクチンというホルモンと関係があり、麦芽はこのプロラクチンを下げる働きがあるとされています。
 妊娠授乳していないのにこのホルモンが多いと(高プロラクチン血症)無月経・無排卵月経・不妊の原因になるので、改善のための漢方薬とともに炒り麦芽をお薦めすることがあります。
 ちなみに、日本で40年以上前から販売されているあの『強い子のミロ』も粉末麦芽を原料とする飲料なんですね。